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ヤードバーズからオーティス・レディングまで、ブルージーなロックやR&Bをレパートリーとして、連夜エキサイティングなステージを展開していた彼らは、次第に横浜周辺の音楽ファンたちの注目を集め、67年春には、東芝レコード(現・東芝EMI)からのレコード・デビューが決定。グループ名を<ザ・ゴールデン・カップス>と改めて、同年6月15日、デビュー・シングル「いとしのジザベル」をリリースした。おりから、マスコミによって<グループ・サウンズ(GS)>と名付けられた和製ビート・グループたちが続々と誕生、一大ブームとなろうとしていた状況の中、抜群のテクニックと黒っぽいフィーリングを持つカップスは、他のGSたちを圧倒する強烈な個性を発揮し、一躍実力派バンドとして君臨するようになるのである。